――アフィリエイトなんてもうオワコンだ!
――ブログで稼げる時代はもう終わった!!
……なんて言葉は、グーグルによる大型アップデートが行われる度に毎回耳にする恒例の嘆き文句である。
ところで実は、私は結構年季の入ったアフィリエイター(ブロガー寄り)であるが、この手の主張はもう10年以上前から聞き飽きている。
そしてオワコンだと言われていた10年以上前から今日まで、アフィリエイト市場は全く終わっていないどころかむしろ市場としては拡大している。
(※参照:国内アフィリエイト市場規模推移と予測)
にも関わらず「アフィリエイトはオワコン!! 稼げない!! もぅやだ。ぁたしゎしんだ!!」とデマを流し続けているカスどもに言いたい。
終わったのはアフィリエイトじゃなくて、おまえのサイトだ。
終わったのはグーグルじゃなくて、「今までのやり方」だ。
はき違えるな。
インターネット広告市場も、グーグルも、どちらも売り上げを拡大している。
終わったのは、広大なインターネットの海の中に落ちている一粒の砂でしかないおまえのサイトなんだよ。
それをさも、業界全体が終わったかのように言うんじゃない。いくらなんでも主語がでかすぎるぞ。
目次
なぜかリスクのみが取り沙汰されるグーグルアップデート
グーグルによる検索エンジンの大型アップデートが施される度に、検索順位を大きく落とされたサイト管理者から嘆きの声が上がる。たとえば今月も聞いたし先月も聞いた。なんなら先々月も聞いた。
そしてそれをみたブログ初心者やアフィリエイト初心者は、こわい世界なんだなーと思って業界から遠ざかってしまう。
だが逆だ。
アップデートによって掲載順位を大きく落とされるリスクは、逆に大きく順位を上げられるチャンスと同義なんだ。
あるサイトの順位が落ちて稼げなくなるということは、ほかのあるサイトの順位が上がって稼げるようになることと、まったく同じなんだ。
だって順位とは、相対的なものだから。
1位から落とされたサイトがあれば、代わりに1位となったサイトが必ずどこかに存在する。
だからリスクは、実はチャンスなんだ。
むしろ上が固定されて一向に落ちてこないほうが、新規参入する隙がなくてどうしようもない、既得権益の保持者だけが甘い汁の吸える腐った業界なんだ。
そして今の世の中は、そんな業界ばかりだ。
アフィリエイト業界は若者こそ参入すべき業界
さて、そんな既得権益者層でガッチガチに固められた業界で我々若者がのし上がろうとすると、それはもう多大なる労力を要する。
その上で運もコネもカネも必要である。よって一部の恵まれた人間以外はほぼ無理ゲーな上に、コストパフォーマンスも著しく悪い。
ところがアフィリエイト業界ならば、そういった参入障壁がまるでレオパレスの壁のように薄く、短期間で月収100万以上を稼ぐ人間が現れるのもそう珍しくはない。
ゆえに若者こそ、参入するのに向いた業界なのだ。
サイトアフィリエイト業界の参入障壁の薄い理由
ではなぜ、この業界は参入障壁が薄いのか。それほどまでに特殊な業界なのか?
――いいや。実はなにも特殊なことはない。
答えは単純なことで、「そもそも業界自体が若いから」である。
パソコンやスマートフォンが普及し、一人に1台はなにかしらのインターネットデバイスを持っている状態になったのは、わりとつい最近のことだ。
回線速度が高速化し、屋外でのフリースポットやMVNOが普及しだしたのもまたかなり最近のことである。
このように業界自体の誕生が若い上に、ある程度カネになるくらい市場が育ってきたタイミングからで言えば、そりゃもう新進気鋭の超若手業界なのだ。アフィリエイト業界は。
だからこそ、まだ荒らされていない。
特に脂ぎったオッサンオバサン共にはパソコンアレルギー持ちも多いから、脂で汚れる心配も少ないのだ。
よって既存の薄汚れた業界よりも、よっぽど若者向きの業界と言える。というか、悲しいことに今の若者が既存の業界で大成功するのは非常に難しいようになっている。
実は「脱・グーグル」をしても稼げるし、別に難しくもない
それでも、収益に関わる要因の大半を天下のグーグル様が握っている状態は避けたいところだろう。
業界が本当は全く終わっていないにしても、「ぁたしのサイト☆」が終わってしまえばぁたしにとっては死活問題である。つらたん。
よってリスク回避のために、「グーグルに頼らないでも稼げるサイト」を作っておきたい。
いや、より正確には「検索エンジンやASPに頼らないでも収益を確保できる手段を作っておく」と言うべきだろうか。
それでは、その方法について以下に説明しよう。
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私の所有する別サイトの例
以前の私の書いた記事、『ココナラは副業として稼げるのか? 実際に売れた収入額と評価を公開』に書いている方法もグーグルに頼らないで収益を上げている方法の一つだ。
この方法で使っているサイトはそもそも検索流入がほとんどなく、ほぼリピーターのみで月に何万アクセスもの訪問者を獲得している。
また、アフィリエイト広告は一切張っておらず、直契約のみで収益を上げているのも特徴だ。
よってグーグルから嫌われようがASPから嫌われようがまったく無傷のまま収益を上げ続けることができる。宣伝広告として、ココナラを使用しているだけにすぎない。
しかも更新にかける時間はほぼ皆無といっていい。なぜなら、自分でコンテンツを作っていないからだ。
では、どのようにやったらそうできるのだろうか? ――説明しよう。
ここで二つ、一昔前に流行った懐かしい単語を出そう。「2ちゃんねるまとめサイト」・「アンテナサイト」。この二つだ。
これらのサイトの特徴としては、ちょうど先ほど私の述べたような以下の三つの条件を満たす。
1.グーグルからの検索流入が見込めない
2.にもかかわらず、根強いリピーターがいて訪問者数は多い
3.オリジナルコンテンツを必要としない
1番目の特徴を取り上げて、「グーグルからの検索流入が見込めないからまとめサイトやアンテナサイトは稼げない」という意見も多いが、むしろ考え方としては逆である。
私に言わせれば、「グーグルからの検索流入が見込めないのにもかかわらず大量のPVを抱えることのできる、SEOの波に左右されない強固なジャンル」である。
そこさえわかっていれば、今はむしろライバルが少なくて新規参入のしやすい狙い目のジャンルである。更新作業を自動化するために多少のプログラミングスキルはほしいが。
(※ただし、通常のサイトの運営手法やSEO対策の手法がまったく通じないため、それらとは完全に別の道理でサイトを拡大していく必要があるので、その道のコツを知らなければかなり苦戦するかもしれない)
「ちょっと働く いっぱい遊ぶ」の場合は?
当サイトではSEO対策も仕掛けるし、アフィリエイト広告も貼っている。
だがそれはサイトを拡大するまでの話しで、最終的な目標としてはサイトではなく名前(日野倉瑛一の名義)を売り、自分のファンを獲得したいと思っている。
(だからこそ当サイトでは可能な限り良い記事を提供したいと思う)
そしてそれこそが、グーグルから嫌われても稼いでいける手段であると考えている。
たとえばホリエモンがライブドアCEOという立場を追われ刑務所に入り、”ゼロ”の状態から復活を遂げたのも名前が売れていたからという要因が強いだろう。
(もちろん、彼自身の実力によるところも大いにあるだろうが)
別にアフィリエイト以外のビジネスをやるにしても、そしてビジネスをやらないにしても、自分の名前が売れていてファンが付いている状態はかなりの強みである。既存のプラットフォームが変わろうと終わろうと何だろうと、もはや関係なくなるからだ。
よってこれからの私は、名前を売りファンを獲得することで、サイトではなく自分自身がオワコンになってしまわないよう注力したい。
それが何よりの、リスクヘッジである。
最後に
――そしてお気づきだろうか。
一部のトップアフィリエイターとされる彼らが、既にそのような動きをしていることに。
今後もこの動きは今以上に促進されることが予想される。もしもアフィリエイトで食べていくことに不安を感じているのならば、上記に挙げた手法「グーグルに依存しないこと」「自分の名前を売り、ファンを獲得すること」を取り入れよう。
極端な話し、名前さえ売れてファンが付いていれば、サイトがあるとき急になくなってもまた別のサイトを立ち上げればそれですむ。多少の痛手を食うのは避けられないが、それでも裸一貫のまま放り出されるよりはずっと良い。
そしてアフィリエイトがオワコンだと思っていた人には、それは市場データからしても完全にデマであることが言えるため、臆せずどんどんと参入してきてほしい。
仲間としても、ライバルとしても、
私が受けて立とう。