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このたびの求人では、将来の管理職候補としての採用となります。
…………などとそこそこ良い感じの条件を提示しておきながら、
実際に入社してみると全然違うやんけおまえコラぶち○すぞオイ!! ――というような詐欺求人が、わりとよく掲載されている。
特にハローワーク、おめーのことだよ。
(いや、ハローワークの場合嘘ついててももっと低い条件か……?)
民間が運営している求人サイトよりも国が運営している求人サイトの方がクソ求人が多く、しかも嘘ばっかりというのは社会的に考えて大問題であることはもはや明らかだと思うのだが、なぜかあまり取り沙汰されない。
さて、そんな政治の闇をつつくのはこれくらいにしておいて、
我々のような一労働者からすれば、求人情報に書かれている内容と、実際に就職したときの条件がかけ離れていると大変困るのだ。
困るというか、もう完全に詐欺に遭っているのだから犯罪行為に巻き込まれているに等しい。てか本気でむかつくよね。
しかし国がちゃんと取り締まらないのだから、騙されないようにするには自衛をしっかりするしかないのが実状だ。
といっても、じゃあどうすればいいのか?
――そんな人のために、今回は求人詐欺企業の卑劣な嘘を暴く方法をお教えしよう。
目次
もう騙されない! 求人情報に書かれた嘘を見破る3つの対策方法
1.情報化社会の武器を使う方法
インターネットが広く普及したことにより、人々の噂は瞬く間に世界中へ拡散されるようになった。
噂だけではない。たとえば過去に起こした事件なんかも検索すれば一発で出てくるようになり、そしてより長く残り、かんたんには風化してしまわなくなったのだ。
一方、過去に事件を起こしたことのある悪徳企業側もまたインターネットを脅威に感じており、その対策として検索でヒットさせないようなテクニックも用いられるようになった。いわゆる逆SEO対策である。
さて、こんなテクニックを使われたら困ったものだ。なにせふつうに検索しただけでは悪い噂は出てこないのだから。
だがあなたは幸運だ。なぜって? 私がいる。
過去某大手企業でSEO対策を教え、今でも個人でSEO対策でお金を稼ぎ、そして何より悪徳企業が大っ嫌いな私がいる。
というわけで、逆SEO対策をかけられていても悪い噂をあぶり出すテクニックを教えよう。
1-1.検索ワードをズラす
一番簡単なのは、業者が逆SEO対策をかけていないクエリで検索してやることだ。
逆SEO対策業者だってあくまで商売でやっているため、依頼してきた会社に対する悪い噂のすべてに対して施策を行うわけじゃない。依頼されたワード、あるいはページに対してのみだ。
また、依頼する会社にとっても噂に対して全部が全部の依頼は投げられない。コストが割に合わないからだ。
よって検索ワードをズラしてやるだけで、逆SEOをすり抜けて表示させてやることができる。
ズラし方はたとえば以下のようなものだ。
これの良いところは、同じ経営者が運営する別の会社も見つけられることだ。
立ち上がったばかりの会社はそもそも噂がまだ存在しないため、どれだけ検索しても出てこない場合がある。
しかし、トップが同じ会社の口コミを見つけだすことができれば、その立ち上がったばかりの会社の体質もおおむね把握できるだろう。
1-2.SNSでも検索する
加えて、自己主張の激しいタイプの俺様カッケー系経営者であるならばツイッターやフェイスブックなどのページも同時に見つけられる。
この手の経営者は自ら会社のレベルや自分の知能レベルをなぜか自慢げに晒してくれてるケースが多いため、避けるのはたやすいだろう。ありがてぇ……!
ところで話は変わるが、その昔「会社は学校じゃねぇんだよ」の発言で一躍有名になった松村淳平クンは今元気だろうか。イエーイげんきー?
1-3.専用口コミサイトで検索する
10万件以上の企業口コミが掲載されている転職支援サービスがある。それがキャリコネだ。
こういった独自のサービスは通常のグーグルやヤフーの検索システムとは独立したシステムで運営されているため、逆SEO対策業者の魔の手が及びにくいのだ。なにせ仕組みが丸々違うからね。
よって、こういったサービスから噂を探すことで、そこで実際に働いていた人の生の声が聞けるのだ。
時間を無駄にしないためにも、面接を受ける前にはぜひとも口コミを確認しておきたい。
もちろん登録するのにお金はかからないし、長々と情報を書かされることもないから安心だ。利用サービスのすべてが無料なのはうれしい限りだ。
2.信用を他社から担保してもらう方法
次におすすめしたいのは、信用をほかの場所から担保してもらうことだ。連帯保証人と言えば、いくらかイメージがつきやすいだろうか。
活用するのはリクルートエージェントやJACリクルートメントなどのエージェントサービス。エージェントサービスは、転職や就職するにあたって、応募先の企業と自分との橋渡しをしてくれるのだ。
さて、ここでも一つコツがある。
それは、ある程度規模が大きくてブランド力のあるエージェントサービスを利用することだ。
たとえば「リクルートエージェント」などの会社は上場もしており、うかつに自社のブランドをおとしめることはできない。
へたなことをして株価を下げてしまえば、株主から猛烈なバッシングを受けてしまうからだ。
よって、自社の企業ブランドを損なう可能性のある求人詐欺会社は、エージェント企業にとっても積極的に排除せねばならない対象であるため、掲載されないのだ。
※逆にブランドもクソもない零細エージェント会社の場合は、詐欺会社とグルの場合も多いため警戒しておこう。
もちろん、大手エージェントを使えば100%安心か、といえば必ずしもそうではない。悪徳詐欺会社が、そのエージェント企業すらも騙している可能性だってある。
しかし、とはいえそうなれば法人VS法人。
問題となれば悪徳詐欺会社にとってもリスクは高く(しかもたいていの場合でエージェント企業の方が規模が大きく、争えば不利)、
また求人に虚偽が書かれていることが一度発覚すれば次の利用は難しいため、結果として詐欺求人に出会う確率は大きくさがるのだ。
求人詐欺に騙されないためには、上記のような大手のエージェントサービスを利用しよう。
最後に――求人詐欺の被害者を減らすために
悲しいことに、偽りの求人情報を出して就活生や転職者を騙す企業が後を絶たない。
しかしその背景には、騙される側の知識不足もあるだろう。騙す側が悪いのは確かなことだが、とはいえほとんどの人が騙されないための知識をまるで持っていないことも些か問題だ。
だから、もしもよかったらこの記事を拡散してほしい。
ツイッターで。フェイスブックで。あなたのサイトで。
そうしていつしか、詐欺の被害者がいなくなるように。
あなたにもきっと、できることはあるはずだ。