――Life-WorK-NeXT!―→  
勝手に仮住まい!?実録・会社を家代わりにして住み着いた従業員の奇行! | ちょっと働く いっぱい遊ぶ
リンクは大歓迎です! 記事紹介とかしてくれたらスゴクうれしい!! こっちからもツイッターで宣伝します。

購読する

勝手に仮住まい!?実録・会社を家代わりにして住み着いた従業員の奇行!

購読する

☆リンク・シェア・はてブ大歓迎☆

世の中には色々な人がいるとは言いますが、その多くはドラマの中の出来事のように、自分とは関係ないところで起きると思っているものです。

しかし、意外なところで、意外な出来事に遭遇することがあります。私も都内の大手企業に勤務しているときに思わぬ出来事に遭遇しました。

最近は六本木界隈に有名企業がオフィスを構える風潮が続いていますが、一昔前ならば「あそこに営業所を構えたの?」と、驚きと憧れの目で見られたという有名なオフィスビルの中でそれは行われていました。

そう、従業員の一人が、オフィスを勝手に家代わりにして暮らし始めたのです。

そのオフィスは大手企業のとある営業部にあります。業績を大幅にアップさせたという実績によってそのオフィスビルに移転してから、数年目を迎えていました。

大口の契約をするには、小さなオフィスビルでは格好がつきません。

これが中小企業ならば話は別でしょうが、企業のブランドイメージとしては見栄を張ることも必要というわけです。

そのために高額な家賃を支払わなければならないわけですが、経理上の扱いは別としても、それはその営業所の売り上げで賄うというのが基本でした。

数年前までは決して払えない額ではなかった家賃も、業績が伸びなければ負担へと変わります。

本部から寄せられる期待の大きさと、家賃負担の重さに耐えるべく、特に営業マンたちは毎日必死に数字を稼いでいました。

田所君もそんな中の一人でした。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

最初の印象は真面目に働く営業マンだった

入社して4年目を迎える彼は営業マンとしての経験を積み一皮むけたようで、業績も伸び始めている、いわばホープのような存在でした。

営業マンというと、話が上手い人が大多数ですが、田所君の場合はそういうタイプでなくて、とにかく一生懸命といった姿が好感を抱かせる、真面目さだけが売りのような人物でした。

営業部は、月末や期末はメンバー全員が一致団結して数字を積み上げるというのが恒例で、年齢や性別・ポストに関係なく、残業続きでもひたむきに仕事に打ち込んでいました。

しかし、そんな日常に変化が訪れます。

事件のきっかけは、営業方針が変わったこと

若くて意欲的だった営業部長に代わって、定年間近の、本社総務部のイエスマンがやってきたのです。

それなりに実績のある人物でしたが、大口契約に携わるような経験はなく、規模の小さな営業所で地道にコツコツやってきたという人でした。

どうやらこの人事には、将来性のある営業部長を潰しておきたいという、いわゆる派閥争いの余波だったようですが、その煽りを一番受けたのは現場の私たちです。

特に営業マンたちは、何かとかかる経費をどこからか資金調達してバックアップしてくれる存在がいなくなり、仕事し難さをダイレクトに感じるようになりました。

しかも、新しい営業部長はバックアップどころか経費削減にばかり懸命です。経費をかけず、残業もせずに業績を上げろと無理な言葉だけを残してさっさと帰る始末でした。

これが、後の事件に繋がります。

警備員から不審者の通報が……

そんなある日、営業所にビル管理会社の警備員から連絡が入ります。どうやら、最近そのフロアを不審者がうろついているというのです。

階下にはお客様窓口を構える企業もあるし、オフィスの一室でデンタルクリニックなども開業しているようなビルです。

一般客がフロアにいてもおかしくはないので、不審者らしき人がいても、証拠があったり、目の前で何かやらかしたりしない限りは追い出すわけにはいきません。

注意するようにと通達がありましたが、私たちのオフィスは普段はオープンにしていませんので無関係だと思っていました。ところが違っていたのです。

その不審者こそが田所君だったのです。

何が彼を変えたのか

それが発覚したのは、それから間もなくのことです。

朝だけは早い営業部長が出勤したところ、鍵の掛かっている営業部なかで、田所君が来客用のソファーで、しかも下着姿で寝ていたというのです。

それからの一日は大騒動でした。私が出勤した時にはさすがに田所君は下着姿ではありませんでしたが、営業部長の部屋に隔離して部内の主要メンバーによる事態の把握、田所君の話を聞いたり、今後の対応を検討したりと、仕事どころではありませんでした。私も主要メンバーの一員だったため対応に追われたのです。

そこで判明したのは、1か月近くの期間、営業部を寝床にしていたという驚きの事実でした。

朝も昼もない職種ならば職場に寝泊まりすることもあるかもしれませんが、私たちは普通の企業です。

しかもビルは24時間体制で警備員が巡回していて、23時以降は全員が退館しなければならないルールもあります。そんな場所で寝泊まりすることが可能だということにも驚きを隠せませんでした。

警備をくぐり抜けた手口とは

彼の話によると、営業部が全員帰宅する時間を見計らって会社に戻り、朝は早く起きて身支度を整えると一旦外へ出て早朝のファストフードで時間を潰してから何食わぬ顔で出勤していたというのです。

ビル内を警備員が巡回しているものの、オフィスはそれぞれの会社が施錠をしているため、中まで点検することはなかったそうです。

しかし明かりが点いていたり、物音がしたりすれば警備員が飛んできます。じっと息をひそめて夜をやり過ごしていたそうです。

彼が過ごした1か月とは

ここで気になるのは、彼が何故このようなことをするようになったのかということです。

彼は実家が同じ南関東のとある県で、そこから通うのは大変だからと就職を機にアパート暮らしを始めたと聞いていました。電車で30分もあれば帰れる場所です。

不思議に思って聞いてみると、そこから予想もしない彼の最近の生活が見えてきました。

きっかけは営業部長が代わったことでした。営業で外回りをしていると、人付き合いが重要になってきます。

情報を得るためは当然ですが、他社とバッティングした時にも味方となってくれる人がいるといないとでは結果が全く違ってきます。

特に田所君は時間と手間をかけることで関係を築くタイプでした。ところが、新しい営業部長は残業を原則禁止しました。そのうえ、営業に使いたい就業時間を会議だ研修だと縛りました。

田所君はしかたなくサービス残業を自らの意思で行っていたそうですが、当然ながら残業代は出ません。

これには営業マンの全員から苦情が出ましたが、それでも他のメンバーは持ち前の機転の良さと話しの上手さでカバーしていました。

不器用な田所君はそんなことはできず、結果として金銭で解決することにしたのです。

要求はどんどんエスカレートしていき……

田所君は自分が顔を出せない分を、物で釣ってカバーしようとしました。最初は遠慮していても、中には図々しい人がいるものです。

彼が真面目で上手くあしらえないことを良いことに、ディズニーランドのチケットが欲しいとか言ってきたそうです。

その相手とは直接的な利害関係がないにも関わらず、田所君は断るということができなかったそうです。しかも他にも何人かを仲間に入れてきたため、田所君の負担は大きくなるばかりだったそうです。

もちろん、ポケットマネーでやりくりしているので限界はきます。結果、家賃の支払いに困るところまできた彼はアパートを引き払って貸し倉庫に荷物を預けることを選択します。

最初は友人の家に何かと理由をつけて泊めてもらっていたものの、ある日、気づいたそうです。職場で寝泊まりできるのではないかと。

愚かな選択だと笑うことができるのか

客観的に見れば、彼の行いは愚かな選択の連続です。そんなことをしなくても、いくらでもやりようはあったはずです。けれど、考えてみると彼のような人が増えているように思えます。

誰かに相談すれば簡単に解決できることを自分だけで解決しようとしたり、すぐ目の前にあることだけをやり過ごすことばかり考えて根本的な解決ができていなかったりする人は周りにいませんか?

ちょっと冷静に考えることができれば、その行動の先に何が待っているかわかるはずです。

話題になったパワハラ議員や有名人の来店をツイートしてしまう店員、道路交通法違反をしている様子をユーチューブにアップする人たち……。

根本的には皆が同じような状態だったのだと言えます。そんな人たちは実は自分のすぐそばにいて、何かの拍子にその姿を見せるのかもしれません。

人との関わり方を見直す

会社の同僚や上司・部下といった仕事を通しての人間関係はドライなものであっても仕方がありません。

しかし個人主義が浸透してしまったどこか割り切った付き合いと、仲間として互いに受け入れようとするのとでは見えてくる人物像にも違いが出てくるのではないでしょうか。

無理をして合わない人に付き合う必要はないかもしれませんが、こちらの見方が変わると相手の対応も変わるというものです。

基本中の基本であるホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)くらいは、相手の出方を気にすることなく、ありのままにできるような関係を構築したいものです。それが田所君のような奇行を起こす人を抑える結果になればベストです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
↓☆リンク・シェア・はてブ大歓迎☆↓

購読する

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク